多肉植物 ハオルチアの病気 種類と対処法

多肉植物 ハオルチアの病気 種類と対処法
大切にしているかわいい多肉植物、そして、高価なハオルチア。これらが病気や虫に犯され、枯れていく、溶けてなくなる恐れがあります。
この悲しい出来事を防がなければなりません。
では、多肉植物は、どんな時に病気になり、どんな時に虫からの被害に会うのでしょう?
それは、この3つが揃った時です。
- 病原体、虫
- 病気になりやすい、虫が好む環境
- 病気になりやすい、虫に好まれやすい作物の体質
なので、この3つが揃わなように、あらかじめ管理することが重要です。
これを予察管理と言います。
我々ができることは、
- に対して、病原体、虫を、多肉植物に近づけないこと
- に対して、病気になりにくい、虫が嫌う環境を作ることです。
病気 害虫の対処法
病原体、虫を、多肉植物に近づけないためには、薬品を使用します。
多肉植物の病気の原因の75%はカビ(糸状菌)によるもの、残り25%はウイルス・細菌によるものです (※病原体別の病気の数より)
まず、75%と大部分を占めるカビの病気にはダコニール1000等の保護殺菌剤が有効です。カビは胞子を、“胞子のう”と言う所で製造し、そこから、多肉植物に向かって放出します。しかし、この薬品は、胞子の放出を阻害します。また、胞子から“胞子のう”を形成させないダブルの効果があるので、カビの病気には効果的です。
次に、残りの25%のウイルス、細菌には、ストレプトマイシン等の殺菌剤が有効です。これは、抗生物質を主成分とする殺菌剤で、細菌によって起こる各種の病害に優れた防除効果を表します。
最後に、害虫には、ベニカファインスプレーが効果的です。速効性と持続性(アブラムシで約1カ月)があるため、緊急時、予防時の両方に効果的です。
これよりも強力な殺虫剤はありますが、それゆえに、多肉植物自体を痛めたり、変色させてします事があります。
また、ベニカファインスプレーには、うどんこ病、黒星病、灰色かび病等に効く成分も配合されています。
病気になりにくい、虫が嫌う環境を作ること
多肉植物は、元々、南アフリカやメキシコ等、熱く、雨が少なく、乾燥した地域の植物です。それゆえに、日本独特の環境では病気になりやすのです。
なので、病気になりにくい環境作りとは、多肉植物が進化し、育ってきたこれらの国の環境を再現することです。
しかし、実際に原産国に行きましたが、日本では感じたことが無い、温度、湿度、気圧です。ゆえに、原産国の環境を再現するのは不可能です。
なので、それに近づけるために、日あたり良く、風通しが良く、4日以上湿り続けない土を準備する必要があります。
葉が密集している多肉植物は、その中に湿気や虫が隠れています。間引きや、空気循環をしなければいけません。
ハオルチアは、日あたりを気にしなければいけません。日あたりに関しては、照度計を用いてください。種類によりますが、10,000ルクスを目安に環境を作ってください。
虫には、土にベニカファインスプレーを散布しておくと幼虫等の発生を防げます。
<原因別病気の種類・特徴・対処法>
カビ(糸状菌)が原因
-ダコニール1000等の保護殺菌剤が有効-
ここからは、多肉植物がかかりやすい、カビ(糸状菌)が原因の病気を紹介します。
私のおすすめは、病気になる前に、前もって、ダコニールの散布を定期的にしていただくことです。
人間は、風邪を引き、苦しむ前に、風邪をひかないように予防する。多肉植物も同様に病気になる前に予防してあげてください。
しかし、病気にかかる場合もあるので、下記に、紹介いたします。
【根腐病】
根が腐り、多肉植物全体を衰えていきます。
風通しの悪い場所に置いたり、1週間以上土が湿った状態にしておくと、カビ類が発生して、根や茎を傷めます。
多肉植物を土から取り出し、腐った箇所を除きます。その後、ダコニールを散布し、殺菌後、1日乾燥させます。土は、水を切り、土を乾燥させ、ダコニールを散布し除菌します。
【炭そ病(炭疽病)】
初期では、苗表面に、灰褐色から黒褐色で、ややくぼんだ円形などの病斑を生じ、進行すると、病斑が拡大し中心部が灰色になったり、同心円状の紋を生じることもあります。発病した部分は枯れます。
葉が密集している多肉植物に多く見られます。葉を間引きし、密度を減らし、ダコニールを散布し除菌します。
【黒腐病】
初期では、苗の一部が黒くなり、進行すると、苗全体に広がり、枯れてしまう。黒い部分は除去し、全体にダコニールを散布する。
【糸状菌】
湿り気が多い土に植えていると、根や茎にカビのようなものが付き、やがて、多肉植物を腐らせてしまいます。
多肉植物を土から取り出し、カビのようなものを水で洗い落とします。その後、ダコニールを散布し、殺菌後、1日乾燥させます。土は、水を切り、土を乾燥させ、ダコニールを散布し除菌します。
【黒斑病 】
梅雨~夏場の、高温多湿や曇天が続く時期に発生しやすくなります。
この病気での枯死の例は少ないですが、葉に出た黒班は消えません。
除去するか、新しい葉が出てくるのを待ちましょう。
予防として、事前にダコニールの散布が有効です。
ウイルス・細菌が原因
-ストレプトマイシン等の殺菌剤が有効-
ここからは、多肉植物がかかりやすい、ウイルス・細菌が原因の病気を紹介します。
私のおすすめは、病気になる前に、前もって、ストレプトマイシン等の散布を定期的にしていただくことです。
下記に、病気を紹介いたします。
【軟腐病】
初期は、自分で形を保てないほど、柔らかくなったり、水でしみたようになり、腐った部分から悪臭を生じます。
進行すると、腐敗が全体に広がり、溶けたように無くなります。
柔らかい箇所、溶けた箇所を除去し、ストレプトマイシンを散布し、乾燥させる。
助からない場合が、多いので、前もって、土壌等にストレプトマイシンを散布しておいてください。